PINKYとお出かけ
  
PINKYお出かけ写真のギャラリーです。
   
パラオ戦記
コロール・ロックアイランド

pal
スゥ: とうとう,やって来ました。祝!!PINKY海外に進出!!

?:  ええい!!わたしらは本来,MADE in CHINA。今さら何を言うか!!

ス: あ,ソでしたね。ブランドは日本ですけど。

マキ: たとえ,海外に行っても,わたしらおねー様コンビがいるから大丈夫。

ミーコ: どーんと大船に乗ったつもりでぇ!!

ス: 乗ったのは飛行機なんですけど・・・。

※ HDSEDのblog(http://blog.hdsed.jp)にも関連記事があります。  
  blog内で"パラオ"で検索してね。

ス: ここは,パラオ共和国。岡山空港からグアムで飛行機を乗り替えてやって来ました。パラオ共和国は,日本から真南に位置するため時差はゼロ。もと,日本の信託統治領だったため,ある程度は日本語が通じ,日本の統治下で水路や電気などの整備が行われたため,国民はおおむね日本人には好意的という海外旅行初心者にとってはありがたい国です。

後ろに写っているのは,ホテルに飾っているオウム貝のモニュメント。この後,オウム貝のためにとんでもない事態が・・・

HDSEDの奥さんがお土産にとオウム貝の貝殻を買うと"Marin Resources ・・・なんたらかんたら"と記されている書類が付いて来たのです。「わ,ほら見ろ。こんなもん。希少生物だからヤバいと思ったんだ。だから,やめなさいと言ったのに。」「だって欲しかったんだもん。ねぇ,買ったところに返そうか。」「あんた,英語で喋るのが恥ずかしいからってわざわざHDSEDに買わせたやろ。とにかく,待て,何とかなるはず・・・」・・・現地ツアー会社の日本人スタッフの人に相談したら何とかなりました。税関で手数料を払って書類さえ通れば無問題だそうです。しかも,岡山空港ではフリーパス。何のこっちゃ。
pal
マ: さすが,熱帯。咲いてるお花もどこか違います。このお花,なぜか花弁が4枚のと5枚のとがあるんだよね。

ここのお土産としては,木彫りのストーリーボードや絵葉書,パラオのことばがプリントされたTシャツなんかがよいみたいです。とくに,木彫りのストーリーボードは,日本人の美術教師がその技術を伝えたもので現地でも"いたぼり"と日本語そのままで呼ばれています。
pal
ミ: バックに写っている通りは,日本が統治していた当時,メインストリートだったそうです。名付けて":芸者通り"。・・・なんだかな〜。わたしだったら,パラオ銀座,いやいや,東京通り,いやいや・・・ううう・・・ダサい・・・しくしく。

お食事は,ホテルが朝食付きだったのでお昼は,ファーストフードで済ませ,夕食は,ホテルからぽくぽく歩いてドラゴン亭というところで食べました。ドラゴン亭は,沖縄料理や日本料理,創作料理などを出してくれます。店主が沖縄出身なのでお味もお値段も安心。

夕方,5時を過ぎるとスコールが降ります。パラオの人は,ほとんど傘をささないので傘を持っているとすぐに外国人だと分かってしまいます。雨宿りしているときにふと見ると,雨の中をお兄ちゃんが楽しそうに走りまくっていました。

pal
ス: パラオ国際サンゴセンターでは,パラオの地質や海棲生物,マングローブなどについて学ぶことができます。水族館としては玉野市の海洋博物館の方が勝ってますね。ふふふふ・・・。(勝利の微笑み)
pal
ミ: グラスボートでロックアイランドを巡るツアーは,パラオ・ロイヤル・リゾート・ホテル内にオフィスのあるMagical Meduu Companyが主催しています。で,ここがそのパラオ・ロイヤル・リゾート・ホテルのお庭。

マ: あちこちに立っている石は,バベルダオブ島の遺跡ストーンモノリスを模したもののようです。・・・これ,レプリカだよね。

ミ: 普通,商売のために文化財を引っこ抜いたりはせんでしょう。レプリカです!!
pal
ス: 泳げない人でもこのロシア製グラスボートで珊瑚礁の海を覗くことができます。これ,水中翼船ですよぉ。わくわく・・・。
pal
ミ: グラスボートは,ロックアイランドの島々を縫って快走。島は,サンゴ由来の石灰岩でできているので海水に侵食されてだんだん根元の辺りが削れてきます。

昔,パラオに住んでいた日本人達がこのあたりをパラオ松島と名付けて遠く離れた日本を懐かしんだそうです。
pal
マ: サンゴの鑑賞ポイントでグラスボートの底から海中を覗くと・・・

 海水の透明度が高いので,実際はかなり深いところにあるサンゴも間近にあるかのように見えます。
pal
ス: ホテルの屋上からもロックアイランドを眺めることができます。残念ながら危険防止のためか,屋上には出ることはできませんでした。
pal
ス: 後ろに写っているのは,旧日本海軍の内火艇に砲台を乗せてでっち上げたなんちゃって戦車です。

パラオは,第二次大戦の激戦地。クリント・イーストウッド監督の映画で有名な硫黄島の闘いに優るとも劣らない激しい闘いが当地,ペリリュー島でくり広げられました。ペリリュ−島には,当時,日本軍の飛行場があり,ここを攻略すべくアメリカ軍が集結。ペリリュー島民を全員避難させた後,約一万人の日本軍はアメリカ側の6倍の兵員と圧倒的な戦闘艦の火力に対して約1ヶ月抵抗し続け,戦闘が終了したときの生存者は僅か34人だったそうです。ここの兵隊さん達は悔いなく闘ったので"出る"ことはないのだそうです。

今でもパラオ国内のあちこちに零式艦上戦闘機などの旧日本軍の兵器が眠っています。ただし,現在,これらの遺物の持ち出しはパラオの法律で禁じられていますので取って帰っちゃいけませんよ。

pal
さらば,パラオ共和国。

グアム空港で岡山空港行きの便を待つ3人。

ス: あ〜疲れた。早く岡山に帰りたいよ〜ぉ。

ミ: 大丈夫。おねーさんにまかせなさい。

マ: うとうと・・・

パラオ共和国は,面積は,小豆島の3倍,人口は,小豆島の3分の2,加工食品はほとんど輸入品,本屋も出版社もありませ〜ん。と,まぁ国家としてやっていけるかどうか心もとない現状ですが,大平洋をはさんだ隣人としてこの国の発展を心から祈っています。

    

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